投稿日:2020/01/08

鬱やトラウマなどの改善に役立つ〜価値観のワーク〜

価値観のワーク
心理学
この記事は約 5 分で読めます。

鬱病やトラウマ、PTSD、不安、パニックなどの改善に役立つのが「価値観のワーク」です。

価値観のワークはご自身だけ(セルフ)で行うことができますので、ぜひやってみてください。

ビリーフ(思い込み・決めつけ)とは?

「価値観のワーク」をする前に、ビリーフについて知っておく必要があります。

下記のような考えのことをビリーフといいます。

  • 中学のとき、〇〇さんからイジメられたから、勉強できなかった
  • 不登校になったのは、〇〇のせい
  • このような考えは不健全だ

思い込みや常識、マナー、決めつけと言い換えても良いでしょう。

ごく当たり前のように思っていることです。

ビリーフの前提になるのが、価値観・判断基準

先ほどご説明したビリーフの前提になるのが、価値観や判断基準(クライテリア)というものです。

例えば、「中学のとき、〇〇さんからイジメられたから、勉強できなかった」というビリーフを持っている方は、次のような価値観や判断基準を持っています。

  • 中学で大事なのは、勉強
  • 中学でダメなことは、イジメ
  • イジメはいじめる人がダメ

上のような価値観と判断基準を持っていると、次のような考えになりがちです。

  • 中学のとき勉強できなくて、今ひきこもりになっているのは、〇〇さんがイジメたのが原因

ひきこもりの原因を〇〇さんとしていますので、ひきこもり状態から脱出することが難しくなります。

もし、次のような価値観や判断基準だったとしたら、どうでしょうか?

  • 勉強はいつでもできる
  • イジメられた僕にも原因がある
  • 中学は過去のことで事実は変えられない

「中学のときイジメられ勉強できなかった。けど、今から勉強すればいいし、イジメられた原因を探り自分の強みにできたらいいよね」というように、考え方やビリーフも変わってきます。

カンのいいあなたなら、おわかりでしょう。

価値観が変われば、前向き・建設的になり鬱病やトラウマ、PTSD、不安、パニックなどを改善するための行動ができるようになるのです。

価値観は変わらないと信じている人もいますが、病気や事故、人生のイベントなどで変わることは多々あります。

「価値観は変わらない」とするのも価値観のひとつですね。

価値観や判断基準は人によって異なりますのでご注意ください。

また、価値観や判断基準は、環境などで変化します。

価値観のワーク

まずは、簡単で重要な価値観を探ろう

まずは、人生で大切な価値観から探っていきましょう。

価値観の探り方は簡単です。次の問いかけをするだけ。

『人生において、大切なことは何でしょうか?』

すると、色々と答えが出てくると思います。

出てきた答えを「名詞」でまとめましょう。

単語で出てきたら、単語でOKです。

例えば、「本が10冊もあれば、あれば家にいられるし」という答えなら、

このような答えであれば、「本」や「家」が価値観となります。「家にひきこもりたい」という思いもありそうです。

10個くらい価値観を出すと良いでしょう。

本来、価値観に良いも悪いもありません。

○○という価値観が良い、△△という価値観は悪いと決めるのも、価値観です。

価値観を知る

『人生において、大切なことは何でしょうか?』で出てきた価値観を書き出して見ましょう。

「私はこんな価値観を持って生きているんだ」「私はこのように判断していたんだ」というのがわかればOKです。

繰り返しますが、価値観に良いも悪いもありません。ただ価値観・判断基準を知るだけです。

日常生活では知ることがないので、持っている価値観を知るだけで、自然と変容していきます。

次に、出てきた価値観に関連することを探ろう

『人生において、大切なことは何でしょうか?』で出てきた価値観に関連することを探っても良いでしょう。

例えば、「お金」と出てきたら、『お金において、大切なことな何でしょうか?』と問いかけましょう。

これもまた、知るだけで十分です。

注意:価値観を変えようとしない

「〇〇という価値観を変えよう」としないでください。

変えようとすると、自分の考えに自信がなくなって行動できなくなりますから。

変えようしなくても、自分に都合が悪い価値観・価値基準(クライテリア)は自然と変わっていきます。

まとめ

自分の持っている価値観を知ると、『どうして、そう思って、行動しているのか?』という本質が理解できるようになるからです。

治りたくない病気が治らないように。

治ってしまうと、自分に不都合があるから、治らないようにしてしまうように。

「改善したくない理由や価値観(価値基準)」があると、どんな方法でも改善できません。

一時的には良くなることもあるでしょう。

しかし、「私は病気だから働かなくていい。ひきこもっていればいい」というビリーフを抱かせる価値観・価値基準(クライテリア)を持っている限り、変わりません。

逆に、最初に自分の持っている人生において大切な価値観・価値基準(クライテリア)を知る。

そして、自分の価値観・価値基準(クライテリア)を良い悪いで判断せずに、受け入れる。

すると、自分に都合が悪い価値観・価値基準(クライテリア)は自然と変わっていきます。

当施設でも、今回ご紹介した「価値観のワーク」を行っておりますので、「難しい」「価値観がわからない」などの感じがありましたら、お気軽にご連絡ください。

ちなみに、この価値観のワークを行ったところ、クライアントの顔色が悪くなり、微妙な空気になることもあります。

「治りたい」「治したい」と言っているのに、価値観が真逆。信じられないかもしれませんが、臨床では、よくある話です。

この記事を書いた人

東京都新宿区四谷ニューロフィードバックとQEEG専門施設
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