食欲が収まらない。なぜ?
「食欲が収まらない!」
「過食してしまう!」
一体、どうしたらいいの???
過食にはしる理由と、対処法についてみていきましょう。
目次
結論=生存に関係するなら即病院へ。そうでないのなら後回し
生命に関わるような状況であれば、最優先で病院にいきましょう。
もし生命に関わらないのであれば、栄養状態をチェックしましょう。
そして、トラウマや感情的なフラッシュバックの処理を一歩ずつ進めていくことが大切です。
原因は2つ
過食になってしまう原因は、2つしかありません。
- 身体の問題
- 心理社会的な問題
確かに、結論的にはそうだけど・・・
納得できない~~~
ということなので、順番に考えていきましょう。
身体が栄養を求めている
ヒトを含む動物は、食べなければ生きていくことができません。
霞で生きられる方もいるようですが、それはおいておいてください。
単純にエネルギーが不足しているから、食欲が出てくる。
当たり前といえば、当たり前ですね。
エネルギーだけではなく、ビタミンやミネラルが不足していると、不足分を補うように食欲が出てくることもあります。
もし、病気やお薬で食事制限がないのであれば、もしかしたらビタミン不足で食欲が止まらないのかもしれません。
これは私の場合なので、他の方に当てはまらないこともありますし、勘違いやプラセボ効果かもしれませんが…
ビタミンB群やミネラルなどが足りないと、無性に食べたくなり過食にはしることがあります。
心理社会的な問題
ヒトは感情をもった社会的な生物です。
時に感情は社会的な制約を受けて、変化させることもあります。
また、文化的な背景や社会的な背景により感情が構築されています。
「感情が構築されている」何だか変な感じを受けるかもしれません。
例えば、「泣いてはダメ」ということを小さいときから、何度も何度も聞かされて育った方は、「泣く」ということを無意識に抑えてしまいます。
「怒ってはダメ」と何度も何度も聞かされて育ってしまうと、「怒る」ってどういう感じなのか、感じることが難しいことさえあります。
電車やバスの車内で「大声で怒鳴りたい」という感情が出てきたとしても、我慢する方が多いのではないでしょうか。
電車やバスなど公共の場で感情を大きく出すことは、日本の社会文化では好まれていません。
「好まれていない」=「行動しないように教育される」
というように、感情を育てるわけです。
すると、押さえ込まなければならない感情や気分が出てきたとき、対処するために過食に走ります。
食べること=報酬だから、過食になる
食べることは人間にとって、好ましい感情を出す方法のひとつです。
空腹時、食べることはヒトを含む動物にとって報酬です。
生まれてから、何度も空腹になり、食事し満足するサイクルを繰り返しています。
さらに、トラウマ的、虐待的な経験は、食べることを愛着と同じように扱います。
逆にいえば、食べることでしか愛を感じることができなかった子どもたち(過去の子ども達)は、愛着を食べることで補っています。
対処できなくなったとき過食にはしってしまうのです。
生命に関わらない程度であれば後回しがベスト
生命に関わらない状態で、栄養状態も問題ないのであれば、過食自体を何とかしようと考えないことが先です。
食欲を頑張ってコントロールしようとしても、うまくいかないことが多いですし、むしろ食欲をコントロールしようとして、より悪くなることが多いようです。
食欲が止まらないのが問題なのではなく、そのようになってしまう前の段階の問題を、意識に上らせ、否定し、諦め、対抗、祈りなどのステップを2歩進んで1歩戻ったと思ったらワープするなど紆余曲折を得て迎合してく必要があるのです。