EEGキャップが壊れたので修理してみた!
QEEGやニューロフィードバックトレーニングを実施するときに使用するEEGキャップが壊れてしまいました。
今回、壊れたキャップは修理可能なものでしたので、自力で修理してみました。
EEGキャップとは?
EEGとは脳波のことなので、直訳すると「脳波帽子」。
脳波測定やニューロフィードバックなどで使用する帽子がEEGキャップです。
EEGキャップといくと何だかすごそうな名前ですが、構造的には簡単で、電線の先端に錫製の円盤(電極)をつけたものを水泳帽みたいなキャップに穴をあけて入れたものです。
頑張れば自作も可能ですが、きちんとした場所に穴をあけて、電線を配線しないといけないので、かなり大変です。
ちなみに、ぱっと見では帽子には見えないタイプもあります。
なお、EEGキャップを使わずに、20個を超える電極をひとつ一つ丁寧につける方法もあります。
断線した部分
今回、断線したのは右側の額の部分。国際10-20法でFp2という場所です。
Fp2を使用する4ch Zスコアトレーニングをしようとしたら、変な波形になっていたので気がつきました。
道具
- 鉛フリーはんだ
- はんだごて(温度制御つき)
- こて台
- はさみ
- 熱収縮チューブ
- カッター
以上の道具を準備して臨んだのですが〜
ヒートガンとクリームはんだの方が、絶対簡単だと思います。
修理
まず、電極のそばにある白色のカバーを外します。
外したカバーは、電線に通しておきます。
残った部分は(白色の部分)は熱収縮チューブなので、カッターで熱収縮チューブを外します。
青色のカバーが出てきました。
青色のカバーも熱収縮チューブっぽいので、カッターで除去します。
写真のピントがあっていませんが、取り除いたら電線と電極が半田付けされている部分が見えてきました。
半田を除去して、新しい熱収縮チューブを電線に入れておいて、電線の被覆を剥がして、半田で固定して〜
っと、40分もかかってしまいました。
時間がかかった原因はいろいろですが、熱を与えすぎないように注意して頑張りました。
熱収縮チューブをライターであぶって収縮させて(おすすめしない方法)
クランプメーターで導通テスト!
手元があやしい状態で撮影したので、ご注意を!
カバーを戻して、修理完了です。
所用時間、1時間以上。
お疲れ様でした。