投稿日:2020/06/15

子供が言うこと聞かないとき、叱って行動させるはダメな理由

子供が言うこと聞かないとき、叱って行動させるはダメな理由
心理学
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子供が言うことを聞かないとき、私も怒って叱っていましたが、疲れるだけで無駄というか、おもいっきりマイナスでした。

どうして、子供を叱るとマイナスになるのでしょうか?

心理学、特にオペラント条件付けで考えてみたいと思います。

「叱られたくないから、行動する」になってしまう

よくあるパターンが、叱られるのが嫌だから、行動(勉強、お手伝い)をするというものです。

叱られたくないから行動する人を、想像してみましょう。

  • 嫌々行動している
  • 文句を言いながら行動する

想像しただけで、ストレスが溜まりそうです。

大人の場合でも同じです。

職場で叱られたくないから行動する人を、想像してみましょう。

  • 嫌々仕事をしている。
  • 愚痴が多い。
  • 仕事で手抜きをしている

私だったら、一緒に働きたくないですし、給料泥棒と叫んでしまいそうです。

「叱られても無視」になってしまう

叱り続けると、どうなるのでしょうか?

人間も動物も同じなのですが、叱られることに慣れてしまいます。

心理学では「馴化(じゅんか)」といいます。

叱られることに慣れてしまった人を、想像してみましょう。

  • 何も行動しない
  • 言うことを聞かなくなる

ついに出てきてしまいました。

子供が言うことを聞かなくなる場面です。

叱るより報酬(ごほうび)なしにしよう

叱っていると、次第に叱っても叱っても、言うことを聞いてくれない状態になってしまいます。

そこで、叱るのではなく、言うことを聞いてくれたら報酬(ごほうび)をあげて、言うことを聞いてくれなかったら報酬(ごほうび)をなしにしましょう。

報酬(ごほうび)なしの例

  • 勉強をしたら、ゲームをする時間が貰える。
  • 勉強をしなかったら、ゲームをする時間が貰えない。

注意)「勉強をしなかったら、ゲームを取り上げる」では、最初は良いのですが、徐々に上手くいかなくなります。

報酬をあげるときの例

  • お手伝いをしたら、お金(お小遣い)を貰える。
  • お手伝いをしなかったら、お金(お小遣い)は貰えない。

報酬(貰えるもの)には、親に甘えられる、褒められる、お金(お小遣い)、ゲームをする時間などがあります。

ただし、報酬になるかどうかは子供によって異なりますし、その時々で変化します。

報酬が子供にとって、魅力的でないと効果はありませんし、適切な量(お小遣いの金額など)でないと効果はありません。

一方、叱ることが大事な場面もあります

  • 危険な場所に立ち入りそうになったとき
  • 人に危害を加えそうになったとき
  • その他、危険が及ぶ、及ぼしてしまうとき

危険が及ぶ場合は、叱ることが重要です。

いつも叱られていないのに、叱られると強烈な印象を与えることができて、危険な行為をしないようになります。

ただし、叱るときは、𠮟るべき行為をしてから10秒以内にするようにしましょう。

タイミングを逃すと、学習効果が下がります。

ひとりで悩むより相談

ひとりで何とかしようと悩んでいても、答えはなかなか出ません。

子育てに悩んでいるとき、心理カウンセラーはとても重要な役割を担ってくれます。

病気でなくても気軽に相談できて、秘密も保持してくれる資格を持った心理カウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。

また、ヨガや温泉、運動とは違って、脳からリラックスできるニューロフィードバックを受けて冷静になってから考えるのもおすすめです。

実際にニューロフィードバックを受けてみると、思っている以上に緊張度が高いとわかると思います。

ぜひ、お気軽にお申し付けください。

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